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ランニングコストがかからない家づくり
2021.01.22
木組の家づくりの会でご提供する五木源住宅“土間のある板倉の家”では、ランニングコストがかからない家づくりの工夫をしています。ここでは、その3つのポイントを解説します。
ポイント1:通風・採光(間取りの工夫)
ポイント2:素材を選ぶ
ポイント3:設備機器(一部オプション工事)
【はじめに】家にかかるランニング費用とは?
1、暮らしを維持するためにかかる費用のこと、水道、ガス、電気代などの光熱費はもちろん、建物を修繕維持していくためのメンテナンスコストを含む。
2、注文住宅の場合は、それぞれの家庭で管理し、メンテナンスにかかる費用を「修繕費」として計画する必要がある。
3、家を建てる前に、暮らしを維持するために必要な、ランニングコストのかからないプランを検討し、家づくりを計画していく必要がある。
ポイント1−1、通風・採光(間取りの工夫)
【夏場】
・軒をつくり直射日光を防ぐ
・熱気が室内に滞留しないように逃げ道をつくる
・吹き抜けをつくり、風を通り易くする
【冬場】
・太陽の光が内部までしっかりと届くような計画
・吹き抜けを採用し、採光を取り入れ、室内を明るく見せる
・暖められた空気が外に逃げないような計画
・断熱性と程よい気密性を持たせ、家の性能を高くする
・薪ストーブで暖める土間で蓄熱し暖かさを保つ
※南側に軒のないプランは、日差しが強く、雨が多く
降り風が強い日本の環境には向かない。西日を考慮
した間取りと、西日を入れない窓の工夫が必要
ポイント1ー2、素材を選ぶ(室内空気を汚染する物を使用しない)
・葉枯らし木材を選ぶ(五木村産木材)
・吸放湿性と蓄熱性能に優れた自然素材系断熱材
・交換可能な厚杉板の押え縁の外壁
・板壁のみで適度な保湿性、通気性、保温性を保ち
長く使いこなせる
・比較的高い防音性がある。
・木ずり漆喰、珪藻土の自然素材を使う
ポイント1ー3、設備機器(②、③、④はオプション工事)
①開口部は「複層ガラス」を利用
②Fcon(風の出ない放射式冷暖房システム)
~エアコンから変更
③エアコン利用の床暖房
④薪ストーブ或いはペレットストーブ
※安く家を建てられたとしても、暮らしを維持するランニングコストがかかってしまっては意味がなく維持費用を含んだ「トータルコスト」でみることが大事。一般的な住宅の場合メンテナンス費用だけで、30年で概算600万円1ほどのお金がかかると言われています。初期費用は多少高くついたとしても、結果としてお得な家を建てることができます。
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